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March 10, 2005

ネバーランド

出演 ジョニー・ディップ ケイト・ウィンスレット ダスティン・ホフマン ジュリークリスティ

ずいぶん前に見たのですがちょこっとだけ感想など。
そもそもキャッチコピーと映画のタイトルとポスターのイメージから「体が弱い少年とバリとのふれあい…やがて少年は空へと旅立ち、バリはピーターパンを書く」と言う話なんだと勝手に想像していました。…ぜんぜん違いましたね(苦笑)。でも個人的にはけっこう好きだわ、これ…まあPTAご推奨かどうかは微妙な部分がありますが(^^;)。「フェアリーテール」とか、古くは「赤毛のアン」とか「秘密の花園」とか、登場する人々が基本的に善意に満ちていて緑や木漏れ日がきらきらと光り、その光がスクリーンの外にまで漏れ出てくるような気がする、何年かに一度出会えるそんな作品のひとつ。たぶん現実はそんなにきれいなものにならないだろうし、ある意味「きれいごと」な作りなのかもしれないけど、やっぱりそういう作品に出会うとほっとするんだわ。

で、本当のあらすじはといえば。ジェームズ・バリ@ピーターパン作者は人気劇作家なのだけど、新作は不評。劇評も辛口で、憂鬱な気分で公園を散歩しているとひとりの子供に出会い、それをきっかけに彼の母である未亡人と余人の息子たちと親交を結ぶようになる。子供と遊ぶのを理由に毎日のように彼らの家に入り浸り、自分の別荘にまで連れて行くバリに世間の目は厳しく、彼女(未亡人)の母親も彼を遠ざけようとする。そんななか、成功が疑問視されたバリの新作「ピーター・パン」が評判になるが…

ジョニーディップがいいです。なんと言うか、芸術家って、そんな奇矯な人ばかりではなく、ちょっと感覚がほかの人とずれている、という感じの人も多いと思うのですよ(まあ、世間的に常識人の人もいるんでしょうが)。自分では悪いことをしていると思っていないのに、なんだか周囲に追い込まれていく、困惑と混乱の表情が素敵で。子供っぽく作っているわけではないのに、本当に子供みたいなひと。ああ、でもこれは奥さんは辛いだろうなあ。映画評で「愚かな妻」呼ばわりをされていましたが、普通に見れば彼女のほうが一般的なわけで、夫のためを思ってやっているつもりなのに夫はうちを顧みず未亡人と子供と遊びほうけていればそりゃあ切れるし、ほかに救いも求めたくもなるだろうさ。未亡人役のケイト ウィンスレットとしても、最初は大きな子供が増えたくらいの感じだったんじゃないでしょうかね。だから、すんなり一家に迎え入れることができたんだと思います。
子供四人もさすがに選ばれたかわいさなんですけど、私はクローズアップされている三男より、長男がより印象に残りました。小さいながらに、一家を背負っていかなければならない、という悲壮感。まあ、自分が上だから上に感情移入しちゃうのかもしれないですけどね(責任感ないけど)
子供たちとのごっこ遊びが想像の世界を実写化したようなつくりで挿入されるのがいやな人はいやかな、と。
しかし、密かに感心したのは未亡人の母親、デュ モーリア役のジュリークリスティの存在感でした。
関係ありませんが、デュ モーリアって「レベッカ」作った人だよね。この性格(映画に描かれている)であの作品を作ったとしたら必然的なのか、意外なのか微妙なところだわ(笑)。何か、一歩間違えれば絵空ごとになりそうな話を役者をそろえたことで成立させた、という感じ。なんだかいつもながらだらだらした感想ですが。

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