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April 22, 2005

春の祭典 ダンスパフォーマンス編&オーケストラ演奏編

ちょっと前に「ベルリンフィルと子供たち」というドキュメンタリー映画を観まして(1月10日の
日記参照
)、えらく感銘…と言うのともちょっと違うな。心にしっかりと来る、何だかいろいろなことを考えたり感じたりする映画だったわけです。で、人にも勧めたいなあ、それでっできたら感想なんぞ聞きたいなあと思っているうちに終了。自分(たち)の愛する芸術や伝統や表現方法をどうやって初心者や次の世代に伝えていくか、と言う意味でとっても考えさせられる映画でした。なんか、極めている人(特に伝統があるもの)たちの発言を耳にすると、ともすればわかる人だけわかればいい、みたいな排他的なプライドを感じることがあるのですが、この映画におけるベルリン・フィルや振り付けを担当したスタッフの人たちには伝えていることの喜びを純粋に感じることができました。ただ、メイキングに焦点をあてた映画だったので完成した作品自体にはそれほど時間を割けておらず、ただメイキングが秀逸だっただけに完成した作品も見たかったなあ、と言う物足りなさが残ったのは否めず。

今回、実は違う映画の時間を調べるために映画サイトで検索をしていたところ、偶然再上映しているのを発見。しかも、合間に「オーケストラ篇&ダンス パフォーマンス篇」を上映している!おお、これは観るしかない。
前回観た本編と両方見るのは時間的に無理だったので今回は本編は諦めてこちらの方だけ。
オーケストラ&ダンスで最後に完成品としてやった本番を特集したものかと思ったら、オーケストラ篇は初めて子供たちに(自分たちが練習しているダンスの)「春の祭典」をオーケストラが披露する場面、映画では一部だけだったものを。普段と違い私服だからか、ややリラックスした感じの団員たち、楽器を弾いている間も、演奏していないときも表情が豊かなこと。演奏している楽器によって、それぞれひと癖あるように、素人目には見える。なかでも、やはり指揮者のサイモン・ラトルさん。時に挑むように楽しげに、時に厳しくぴし、ぴし、と指先で抑えるように決めて、「攻めの指揮」。老獪かつ一流のサッカー選手が、相手を翻弄しながらゴールを目指す姿を連想させる。
観ているだけで楽しかったのだけれども、昨日遅かったこともありちょっと睡魔が…。いや、退屈だったということはなかったので、癒されすぎたと言うことにしておこう。

そして、ダンス パフォーマンス本編。目はパッチリと覚めましたです(^^;)。
やっぱり通してみると迫力あったし、メイキングのシーンと重ね合わせてああ、あれがここに来るのか、とかとても面白かったんですけどね。ただ、とにかく接写やアップが多かったんですよ。プログラムにかかわった人たちを人間としてとらえ生活や人間性を重ね合わせる形で描き出すメイキングと違って、やっぱり本来バレエと言うのはちょっと引いたところから舞台全体を観てこそ楽しめるし、メッセージも伝わるものだと思うのね。やっぱり客席から観た光景を意識して作るものであるべきだと思う。それが、半分以上顔や、足や、舞台の一部を切り取ったシーンばかりで、その意味ではかえって消化不良のまま残ってしまいました。うーん、引き映像で通してみたかったなあ。

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