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May 19, 2005

僕のポケットは星でいっぱい

出演 大内厚雄 小川江利子 藤岡宏美 岡田さつき 前田綾 阿部丈二 筒井俊作 温井摩耶 坂口理恵 多田直人 左東広之 岡田達也

キャラメルボックス 20周年企画 第二弾 ハーフタイムシアターの二本目にして新作。キャラメルの代表作「銀河旋律」「広くて素敵な宇宙じゃないか」の主要登場人物である柿本家の長男、カシオを中心にした物語。

以下激しくネタばれなので、嫌な人は決して決して読まないでください。

成井さんの単独脚本の王道を行くエッセンスをぎゅっと一時間に封じ込めた作品。正直、全く前後関係を知らない人には何だか不完全燃焼なのではないかと思うのだが、柿本家の歴史を知っている人にたいしては「あーキャラメルだなー。成井さんだなー(しみじみ)」と言う作品である。たとえて言えばグイン・サーガの外伝みたいなもんですね(←最近読んでないけどさ)。柿本家でしょ、タイムトラベルでしょ、兄弟愛でしょ、母への愛でしょ、もろもろ一身に背負ってけなげな少年でしょ…もう、成井ワールド満載ですよ。
で、役者さんたちは本来みんな成井さんの世界が好きで続けている人たち(のはず)ですので、すごくこの世界を愛おしげに、大切に演じている感じで…で、さらに出番は一時間のお芝居だけあって少しずつなんですが新作だけあってそれぞれがあてがきっぽく、役者さんたちの持ち味がぎゅっと出ている感じで…何かとっても雰囲気のいいお芝居でした。お芝居に対する感想としては変かなあ?でも、これぞ20周年、と言う感じ。
大内さんが主役、と言う感じでもないんですよね。でも、大内さん個人がお母さんに対する思いがすごく強い人だと思うので、この役はご本人にはつらいけどいい役だったのではないかしら?小川えりーちゃん、正直、この間の「TRUTH」の初音が熱演だった割にはどうもはまっていなくて観ていてつらかったので、こっちだけの方がよかったのに、と言う感じ。透明な暖かさと優しさがにじみでるようで、すごくきれいにみえました。藤岡さんは影の主役。他の人たちもそれぞれ適材適所でみていて楽しかったです。二年目の多田くんがけっこう大きな役でびっくり♪でもいっぱいいっぱいさがかえって好感触。けっこう多田くん、期待している若手なので頑張ってほしいなあ。

あ、ひとつだけ。岡田達也さんが演じる某役(笑)。そう来たか、と言う感じなのですが個人的には動機が「柿本光介」と言うのではなく、あくまで「あの方」にあった方が彼としての筋が通っているかと。いや、単にあたしの好みなんですが、その方が彼としての真実を感じられるような気がするんですよねえ。

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