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July 15, 2005

ラストファイブイヤーズ

立て続けに一週間にお芝居を二本観ました。長く書こうと思うと、へたれてやめるので手短に。
まずは1本目。

「ラスト ファイヴ イヤーズ」 山本耕史 NAO @シアターX
若き小説家のジェイミーと、女優のキャシーの出会ってから別れるまでの5年間を描いたミュージカル。
キャシーの方は別れから出会いまでをさかのぼり、ジェイミーのほうは出会いから別れまでをさかのぼると言うあえて時間の流れをを逆に描き、それを交錯させる手法。

うーん、やや期待しすぎだったのかなあ…と言う感じ。ただし、連れは面白かった、期待以上だったといっていたので単なる好みの問題かも。
正直、わざわざやらなければいけない価値がある脚本だと思えなかった。ある意味永遠のテーマであり、観ている方も共有できる内容の男女の恋。でも、だからこそ下手をすると印象が薄くなってしまう気がするんだよね。このお芝居の場合はその「色」を時間を逆行させることで浮かび上がらせようとしているのだと思うのだけど、二人の直接の掛け合いで相乗的に盛り上がるものがない分、よっぽど演技力がないとつらいと思う。普通に(二人が時系列で)恋愛の出会いから別れを演じても難しいのに、孤独も、歓びも相手の力を直接借りずに表現しなければならないわけだから。山本くんは頑張っているけれどまだ、舞台初めての人を引っ張ってあげるだけの余裕はないし、NAOちゃんのいっぱいいっぱいさが見ていてちょっと痛々しかった。この脚本にこだわるんだったら、どうせならせめてせめて松たか子くらいのキャリアがある人とやった方が、と連れに言ったら「それじゃ初々しさがなくなる」と反論されましたが…(あ、別に松たかこのファンというわけじゃないんだけど。)

嬉しい部分はまだしも、どうしようもなくすれ違っていく悲しさや、愛すれば故に神経を立ててしまうぴりぴりした感じが伝わってこなかった。これから回を重ねるに連れて育っていく部分もあると思うけれどね。で、個人的に思ったんですが、もう10分くらい長くする感じでどうでしょうね?何だか、間や緩急がないイメージなので、意図的に余韻を作り出すことで、演じている方も、観ている方ももう少し自分の中で気持ちを受け止める余裕ができると思うのですが。今のところはお互いのことを思って唄うナンバーよりも、オーディションのところとか、小説のところとか、自分のことを歌ってる場面のほうがのびのび歌えている気がしました。NAOさん、次はもうちょっと脇役が揃っている舞台とか出てみるといいんじゃないかな。伸びしろは大きい人のような気がするし、今回より大変、ってことはないと思うし(笑)

ちょっと他の役者さん二人の組み合わせで観て、どういう印象を持つか試してみたいような気がします。
シアターXは久々だったのですが、なかなか観やすかったし、居心地がよかったです。マイクを使ったせいか、音がちょっと聞きづらいところがあったけど。

帰りは両国駅のビアホールへ。地ビールがなかなかおいしかったです。
うちの近くで「地ビール」って言われてもぴんとこないんだけどさ(笑)


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