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March 28, 2006

ナルニア国物語

これね、原作大好きなんですよ。だから映画化の話を聞いたときはちょっと不安だったんですが、予告編がイメージぴったりだったのでかなり期待して観に行って、で期待通りだったかな、という感じ。
ハリーポッターと違ってもともと原作もページ数が少ないのでそんなに端折った感じもしないし。
最後に読んだのが、ずいぶん前だったので観ているうちにだいぶ思い出してきました。ハリーポッターもロード オブ ザ リングもそうですが、原作への愛を持っている人が原作に忠実に作り出した映画。

冒頭は戦闘機の爆撃シーン、ペブンシー家の四人の子供達が母と一緒に防空壕に逃げ込むシーンから始まります。長男のピーターと、次男のエドマンドの気持ちの行き違いが垣間見え、後への伏線になります。この後、戦火を免れるために四人は母と別れて田舎の教授の家に疎開に行き、そこでナルニアへの入り口を見つけるわけですが…。どうも原作を読んだ記憶からここがすっぱり抜け落ちてまして、あの四人どうしてあのうちに行ったんだっけか?って感じ。だからいきなり戦争シーンが出てきて、違う映画が始まったかと思いましたよ。

で、かくれんぼをしているうちにもぐりこんだたんすの中からナルニア国への入り口に迷い込む末っ子ルーシー。
この洋服ダンス、って奥行きといい、ちょっと底知れない感じといい、日本だと古い家にある納戸か押入れのイメージだよね。で、兄弟姉妹に話しても誰一人信じてはくれないでむくれるわけですが、次にナルニアへの道を見つけるのがエドマンド。このエドマンド、ちょうど今不満の塊…だいたい四人兄弟の三番目ってかなり微妙。兄姉には命令口調で物を言われ、何事につけ小さな妹優先、母親不在で寂しいのに誰も自分にはかまってくれずに文句ばかり。だからナルニアに紛れ込んで女王と会って甘い言葉をささやかれ…女王の思惑とはうらはらに久々のいい思い、あんな兄弟には分けたくなんかない。ナルニアは今は終わらない冬の真っ最中、女王は実は魔女で圧制を引いていて、四人の人間の子供達によってその冬が終わる、という伝説がある。それを阻止しようとする魔女、そして動物や善きもの達を率いて立ち上がる獅子王アスラン。その闘いの行方は、そして女王にだまされているエドマンドは、他の子供達はいったいどうなるのか、というお話。

もうとにかく、キャストの勝利。子供達のコンビネーションがすごくいい。いかにも上の子、年が上だから頑張っちゃってある意味融通が利かない長男と長女。効かん気な次男。そして、何といっても末っ子るーしーちゃん。何かちょっと前に流行った目がぎょろっとした少女のイラストにも似ている感じの、まあいわゆる美人さんではないのですが、顔ごと語る表情の豊かさ。
まあ、よくこれだけ善良そうな子供達を集めたものだわ。
そして、魔女役のティルダ スウィントンが美しいです。でも怖いです。顔色一つ変えずに子どもなんて狼の餌にされそうです(^^;)。斬っても赤い血じゃなくて別のものが出そう(汗)

闘いのシーン、妙に「ラスト サムライ」を思い出しちゃった。舞台が似てるのか?
しかし、エドマンドが迷うピーターに「兄さんならできる」みたいなことを言うんだけど、それまでの経緯から
「お前が言うなっ」と思ったのは私だけではあるまい。原作読んだ時も似たようなこと思ったけどさ。

これ、7作あるんだけど子供達が出てくるのって確か4作くらいなんだよね。だからどうも、ペブンシー家の子供達が出てくる部分を先に作るみたいなんだけど(次作が『カスピアン王子のつのぶえ』)、でもこの四作作っちゃうと残りは割合盛り上がりにかける気がするんだけどなあ…全部作るとか言ってるけどどーすんだろう?

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