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May 05, 2006

10日たちました。

あっと言う間に10日がたちました。心配してメールいただいた方、察して触れずにいてくれた方々、どっちもとてもありがたかったです。

読むのがつらい方もいると思うし、私も何度も見られないのでたたみます。

朝、出かける時に玄関までついてこようとして、「なーんだ、会社か」っていう顔をして戻っていった後ろ姿が最後になってしまいました。ここのところちょっと体調が悪そうで、お医者さんに連れて行ったらいきなり手術、と言われて手術の途中に呼吸が止まってしまいました。もともと麻酔とかに強い犬種ではないそうで、前に一度手術をしたときも危険度が高いといわれて、でもその時は大丈夫だったのですが。

母親が用があってついていられなくて、妹とお医者さんの近くにすんでいるおばが見取るかたちになりました。
待合室で待っていて、呼ばれて先生が何とか蘇生させようとマッサージをしてくれている中、必死で名前を呼び続けたそうです。人間でも、他の生き物でも最後まで耳は聞こえているそうなので、せめて思いが届くように…でも、戻ってきてはくれませんでした。

妹から、会社に電話があってそのことを知りました。家に帰ってきたら、普段寝ていた寝床のなかで、まるで眠っているようでした。妹がずっと抱いたまま泣いていたら、叔母が「きれいな形で眠れるように、箱の中に寝かせてあげようね」と言ってくれたそうです。時間がたつと、そのまま固まってしまって不自然な姿勢になってしまうそうです。今にも起きてきそうで、どうにも信じられなくて辛かった…遅くなって、こっそり帰ってきても必ず目ざとく起きてくれたので。
次の日、火葬場までは行けなかったけれど、午前中だけ休みをとって、できるだけ近いところまで車に乗っていってそこから電車で会社に行きました。

ちょうどこの一月ばかり、母親が花見に行こう、と言い出したり家族(と言っても女三人+1匹)で出かける機会が多くて、いろいろなところに連れて行きました。車が大好きで、乗っているだけで機嫌がよくて、特に中に人が多いと大喜びでよく無理して膝に乗ってきたり。自分が知っているところに来ると大騒ぎして、膝の上に駆け上って(かなり重い)大興奮して「降ろせー」と騒いだり。逝っちゃった前の日も母と遠出をして、当日もご飯をしっかり食べて、おやつをおねだりして、妹にお風呂に入れてもらって…。

後悔はせずには居られないです。ちょっと早く連れて行けば、とはやっぱり何度となく思います。目の前で死なれた妹は何度となく「いつだったら助かったかも」、と繰り返しています。
でもやっぱり、ご飯を食べてきれいなきれいな身体で旅立ったことはちょっとだけ救いです。
きれい好きだったし、何よりとってもお医者さんが苦手でした。ほんと、小さい頃から皮膚やら耳やらいろいろなところを悪くして、お医者さんから離れられなかったにもかかわらず。前のお医者さんがとにかく怖くて(注射されるからだったと思う。)、病院の前に行くとぶるぶる震えて足を突っ張るのが可哀想で、叔母の紹介で遠いけど今のお医者さんに替えました。注射とかではなく、アロマテラピーとかもとりいれていて、皮膚病がひどかった時期に、いろいろなオイルや食餌療法等を考えてくれました。看護婦さんもとっても可愛がってくれて、怖がらないでお医者さんにいくことができました。もっと設備が整ったところもあったかもしれないけれど、最後まで一生懸命治療して、命を呼び戻そうとマッサージをして、最期には一緒に泣いてくださったそうです。
苦手な病院で、怖い思いや痛い思いをいっぱいして、入院中に息絶えたのではないことを、せめてもの救いと思おうと思います。

今でも、ふっとした時に「不在」を強く感じて痛いです。夜、帰ってきてPCを立ち上げるとよく、「そんなとこにいないでこっちにおいでよ」と不満げにずーっとうなっていました。そんなことを思い出しつつ、静寂が嫌でちょっとテレビの音量を上げたりなどしています。

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