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August 26, 2006

人間って何なんだろう

なんてことさら思うここ数日です。

まあ、天文学的なことがわかるわけではないので、決めた方たちにはちゃんとした理由があるのだと思うのですが、何だか人間が星の序列を決めたり、この星は仲間じゃない、って決めると言うことにに生理的な違和感があります。今までずっと太陽系惑星だと思っていた冥王星。太陽から一番遠い軌道を描く星に、黄泉の神プルートー、冥王星の名は余りにも相応しく、世界の果て、別世界への入り口として神秘的な印象が強かったのに、会議で「惑星」のかくじゃない、とか決まっちゃうことがすごく不思議で、何か傲慢な感じが否めない。まあ、もともと理科系に弱いこともあって、星はただただ神話や伝説と結び付けて考えるからかもしれないけれど。

何か最近、人間って傲慢だなあ、って感じることが多くなっているからかもしれない。

某作家さんの子猫殺しのコラムはどう受け取っていいものか(べたに真実なのか、コラムの名を借りての問題提起なのか)、正直受け止めかねている。理解の範囲を超える犯罪や、嫌な事件も多いけど、正義の名の下に、敵対する国で対抗する術を持たない人の中に何人も何十人もの犠牲者を出したり、利益に反する動物を「有害動物」と総称したり、犯罪がらみとは言え我が子が被害者になり別の我が子が加害者になった親に対してコメントを求めたりする「裁く者」の立場にも寒い、冷え冷えとした恐ろしさを感じる。
もちろん、自分だってゴキブリも殺すし、肉も好んで食べるし、間接的にも多くの人や動物を傷つけたり、迫害したりしているんだろう。でも、それでも他の命を傷つけたり、阻害していることに対して後ろめたさを感じなくなったらおしまいだ、と思うのだ。

時々お邪魔しているブログで紹介されていた、らむねーさんのブログの記事に大きなショックを受ける。彼女はうっかり道路に迷い出た犬に向ってきたタクシーを必死で止めようとした。犬も、止めようとする飼い主も認識していたにも関わらず、その運転手はスピードを緩めずに彼女の犬をはねた。
理由は「(スピードを緩めて)乗客に不快な思いをさせたくなかったから。」

幸い、彼女の飼い犬は六ヶ月の怪我をしたものの命をとりとめた。誠意ある対応を求めた彼女をタクシー会社は突っぱねた。「犬はモノであり、それに対して賠償をする前例がない。」。
現在、彼女は裁判を起こして闘っている。

詳しくはぜひ、ご本人のブログで。

4月に思いがけないはやさでうちの愛犬が逝ってしまって以来、毎日のように思い出すたびに、本当に幸せだったのか、こちらの都合だけを押し付けていなかったか、自問しないではいられない。もちろん、愛情を傾けられる一部のペット達のかげで、たくさんの悲惨な動物が見過ごされているのも、自分が何もしていないのもわかっているけれど。

でも、とりあえず「犬はもの」と言い切ってしまえる先には、どういう世界もないと思う。

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