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September 12, 2006

9.11

毎年同じことを書いているような気もするのだけれど。

5年前、会社の同僚とのみに行ってほろ酔い気分で帰宅したわたしはちょうどテレビに映っていた貿易センタービルの一部が炎上し、そこに二機目の飛行機が突っ込むのを見て「なっ何?パニック映画?」と思い、しばらくしてそれが現実だとわかって言葉を失った。次の日から何度も何度も流された映像は、あまりに現実離れしていて、今でさえふと、「あれが現実でなければよかったのに」などと思ったりする。

「瓦礫の中から見つかったのは右手の親指だけでした」

夫をあの事件で亡くした日本の妻の言葉。当時三番目のお子さんがお腹の中にいた。その子どもが今はもう四歳になる。私が何となく過ごしてしまった5年間は彼女にとって重い、されどその重さを抱えて懸命に歩かなければならない5年間だったことだろう。

結局はあの事件をきっかけにまた一つの大きな戦争が起こった。
確かにあれは当事者の国にとって充分に「復讐する権利」がある、と思わせるものだったのかもしれないけれど。結局また新たな憎しみだけが産まれ続けている気がする。すでに個 対 個でなくなってしまっている以上、この流れを決定的に止める力は誰も持ちえない。結局この流れの水源も遠い遠い諍いにつながっている訳だし。

それでも小さな個人のつながりや、漠然とした訪れた国への好意や、見知らぬ人から受けた親切や、他の国の文化に対するささやかな尊敬、そんなものが少しだけでもこの流れをせき止める、遅らせる力になればいいな、なんて思ったりもする。

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