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June 22, 2007

「ラプソディ イン ブル-」@オーチャードホール

【演出・振付】服部有吉
【音楽監督・指揮】金聖響
【ピアニスト】松永貴志
【演奏】東京フィルハーモニー交響楽団
【出演】服部有吉 ラスタ・トーマス 辻本知彦 大貫真幹 横関雄一郎 上野隆博 

【演奏曲目】
ドビュッシー「月の光」
コープランド「アパラチアの春」
シェーンベルク「浄夜」
バーバー「アダージョ」
ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」

服部勇吉くんの演出、振り付けの舞台は去年初めて観て非常に楽しく、新鮮だったので是非また観たい、と思っていた。でもこの観劇ラッシュ&仕事も忙しい6月に、どうしても観たい、という決め手になったのは「ラプソディ イン ブルー」。どちらかというとクラッシックコンサートやバレエはそんなに行こうと思わない私ではあるけれど、この曲は本当に好き…何でかわからないんだけどたぶん「境界」っぽいものが元々すきなんだと思う。
「盤上の敵」(見ていないけど)ではバレエとは縁の遠そうな北村薫氏の小説に取り組み、「R HATTER」(見てないけど)では宝塚、前回の「HS06」では首藤康之との共演の一方で、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」と、とにかくいろいろな引き出しをもっていてそれを開けてみるのがすきなんだなあ、と思う服部くんの今回の試みは事前の情報だと金聖響氏の指揮によるオーケストラとジャズピアノの若手(!←というか、後で余りに若いんでびっくらした)松永貴志氏とのセッションだったんだけれども。実際それ以上に印象に残ったのがフィールドが微妙に違う踊り手さんたちとの競演でした。ミュージカル「ムーヴィン アウト」やモダン・クラッシックと幅広く活躍しているらしいラスタ・トーマスや、クラッシックバレエ、ストリートダンサー、パントマイムの方など。
印象的だったのはいわゆる服部くんに「座長」的な雰囲気を全く感じなかったこと。彼のプロジェクトである意味美味しいところを持っていこうと思えばどうにでもなると思うのだが特にそういうシーンはなく、前回ほどのテーマ性もなくてイメージとしては「クラッシックを楽しく踊ろう」、「動こう」というイメージ。6人を中心にダンサー達が個々に、二人で、四人で、もっと多くで、の動き。何となく分野を超えたダンサー同士の共感、あるいは意地の張り合いみたいな部分が楽しく、ある意味これを見て初めて「ああ、バレエのソリストも1ダンサーなんだな」なんて思ったのだった。とっても跳躍がきれいで何となく目をひかれた大貫真幹くん(←どうでもいいが元レッズの福永に似ている)。アメリカのバレエ団にいたのに今は日本で割りとコテコテなクラッシック路線なのね。またモダンにも出てくれないかなあ(←クラッシック、という以前にあんまり「王子」役には興味がないー苦笑)

特に最後の「ラプソディ・イン・ブルー」は松永くんの伸びやかで心地よいピアノに合わせたちょっと即興的な動きが踊っている方も楽しそうで観ていて幸せな気分。トータルでとっても好きな、「ラプソディ・イン・ブルー」だった。

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